防犯対策にガラスを交換したいとご希望される方が増えています。
そもそも防犯ガラスとはどのようなガラスを指すのでしょうか。「網入りガラス」と思い浮かぶ方もいらっしゃるのではないでしょうか。
硝子の内部に金網が入っているものですが 強度は普通のガラスと同じで 割れた際 飛散を防ぐので、割れる音が小さくなる特徴があります。鍵の部分を割れば、すぐ開錠が可能になります。その為防犯対策には 不向きです。
では「強化ガラス」はどうなの?
強化ガラスとは 言葉のとおりガラスの強度を高めて割れにくくする働きがあります。強化ガラスはフロート板ガラスの約3倍の強度があります。
また破損した場合
普通のフロートガラスは鋭利な破片でけがをしやすいですが、強化ガラスの場合 ガラス片が小粒錠になり大きなケガから人体を守ります。飛散物はガラスを飛散させて貫通する為、飛散防止フィルムを貼ることをお勧めします。
では 飛散しにくいガラスはあるのでしょうか
「合わせガラス」は、2枚のガラスの間にある中間膜が、ガラスが割れたときの衝撃物の貫通性能とガラスの破片の飛散防止性を高めてくれます。
中間膜とは どのようなものなのか?
防犯に役立つ中間膜は 樹脂ポリビニルブチラール(PVB)が広く使われています。ポリビニルブチラール(PVB)には、強靭性と延性があり、防犯ガラスには最適です。この樹脂中間膜を厚くすることでより防犯性が増します。一般では 中間膜を30mil(約0.762㎜)以上のものを防犯用ガラスと呼びます。
割れないガラスは存在しませんが より割れにくいガラスを選ぶことで 犯罪を阻止する働きがあります。
以上のことで 防犯対策に適したガラスに交換する際は 防犯合わせガラスをお勧めします。